おはようございます。専務の宮本です。
日曜日の朝、BSFIT(ビスフィット)「BE SPECIALIZED × FITNESS」ブログ、今週も始まりました。初めて見たって方は過去記事からご覧ください。
ライドを数値化するツール
初ライドしてみて、久々の運動からか寝つきもよくなって、気持ちいい朝を迎えた2日目、それでもただ、なんとなく走っているだけでは、自分の身体がどれだけ動いて、どれだけ筋肉を痛みつけれられたか分からない。
ハンドルを握り、風を感じて景色を眺めるのもいいけど、やっぱり少しづつの成長を肌で感じて、かつ周りから褒めてもらうことで伸びる私には、日々のライドを数値化するツールが必要。
そこで、BE SPECIALIZEDのバイクに、サイクルコンピューターを取り付けることに。
サイクルコンピューターとは、速度、走行距離、消費カロリーなどを数値化し、リアルタイムで表示してくれるツールであり、高価なものになれば、GPS機能つきのナビや、高度、勾配、心拍数などまで計測することが可能。最近ではスマホのアプリと連動させることで、ライドデータを保存でき、過去にさかのぼってデータを確認したりすることもできる、サイクリストのマストアイテムのひとつ!
GARMINレンタルサービス
今回、本店「BEACH LINE BICYCLE」にて実施しているGARMINレンタルサービスから、GARMIN Edge 530を拝借し、BE SPECIALIZEDのLEVO SL COMPに装着することに。
GARMIN Edge 530とは?
GARMIN Edge 530は、GARMINのモデルの中で、フラッグシップモデルであるEdge 1030 PLUS、Edge 830に次ぐモデルで、上記2機種がタッチパネルなのに対し、Edge 530はボタン式のモデルになります。汗やグローブの着用などで、タッチパネルだと反応しづらい時に困るというライダーの方には画面も広く、カラーも液晶なので人気があるモデルになります。
これに、通常のセンサーセット(スピードセンサー・ケイデンスセンサー)を付けます。
ケイデンス=自転車のペダルが1分間に何回転しているかを測る呼び名で、単位はrpm。60rpmであれば、1分間に60回ペダルを回しているということになり、1秒に1回ペダリングしていることになります。
GARMIN一択という選択
スペシャライズド熊本では、取扱いのあるサイクルコンピューターをガーミン社製に絞っています。それには様々な理由があるのですが、いち部分を紹介したいと思います。
ガーミン自体、ファームウェアやソフトウェアの不具合などがあり、数年前までアップデートのトラブルなどがネット上に散見された時代もありました。その時代の後期あたりから、本店のBEACH LINE BICYCLEでは取扱いを始めたのですが、もともと、IT畑出身の私の持論として、ハードウェアを制すものがイノベーションを生むというのがあります。
21世紀に入り、ソフトウェアが優れていなければ意味がないという時代が到来し、日本のハードウェアメーカーは時間と共に衰退していきました。それはソフトウェアが優れていなかったわけではなく、マーケティングが出来なかっただけで、当時の日本企業には今のAppleやGoogleなどの世界企業になるチャンスは多くありました。
それを閉ざしたといっても過言ではない有名な事件が、日本でP2Pという革新的なソフトウェア技術を開発した金子さんが逮捕されたいわゆる、Winny事件になります。イノベーションが罪になるという、日本行政が犯した21世紀最大の過ちだと私個人は思っています。
詳細は外部記事を読んでいただければと思いますが、ここから日本ではソフトウェアのイノベーションが生まれなくなり、Google、Amazon、Facebook、Appleなど海外のIT企業が次々と優れたソフトウェアを出していきます。海外のソフトウェア会社に依存する形で、日本のハードウェア会社は衰退していくのですが、2010年代後半から、ソフトウェア会社の先駆者であったMicroSoftはSurfaceを作り、GoogleはChrome bookを作り、AmazonはFire TV Stickを作り、いまSONYは車を作ろうとしています。
Facebookはメタバースに主軸を置きましたが、世界のソフトウェア会社は続々とハードウェアの開発に参入し、従来からハードウェアとソフトウェアの両方を開発してきたAppleのビジネスモデルの重要性に世界のIT企業はようやく気づいたのです。つまり、ハードウェアがイノベーションを生むのに絶対に不可欠なのです。
元々2バイト文字である日本語の対応で、新しいファームウェア、ソフトウェアでのガーミンの不具合が出ていた時、私はガーミン自体のハードウェアが優れているので、ソフトウェアの問題は時間が解決するので大丈夫と思っていました。結果、今となってはガーミンのソフトウェアの不具合はほとんど見当たりません。
サイクルコンピューターはあらゆるメーカーが販売していますが、スマートウォッチを中心に、魚群探知機やドライブレコーダーなど幅広い製品をラインナップする世界のGARMINは、センサー精度、アプリなどのソフトウェアも含めて、最も優れたハードウェアを提供しているメーカーであり、当店ではGARMIN一択なのです。
P2P(ピアツーピア)とは、今では誰でも知っているYouTubeのような中央配置型のサーバーつまり、クライアント・サーバシステムが主流だった時代に、特定のサーバーを介さずに、直接、クライアント同士で情報が共有できる画期的なシステムで、今ではみんなが使っているLINEや、仮想通貨、その他の様々な分野で期待されているブロックチェーン技術も、このP2P技術が礎となっています。
GARMIN Connect
GARMINがスマートフォン用にリリースしている専用アプリ「Garmin Connect」はサイクルコンピューターに保存されたデータを保存することができ、ライドの履歴を残すことができます。
スマホとペアリング
GARMIN 530の設定画面から、スマホと連動をクリックし、スマホ側とペアリングを行います。
基本的に画面に沿ってやっていただければ、問題なくペアリングが完了します。詳細はガーミンの取扱説明書をご覧ください。
ライドデータ
GARMINに保存されたライドデータは、スマートフォンのGARMIN Connectで同期され、カレンダーで月毎のデータが見れますので、モチベーション維持にも貢献します。
GPS内蔵のサイコンなので、道のりまで表示され、タイム、走行距離、消費カロリーなどが見れます。また詳細なデータも全てとってありますので、平均時速や気温などの天候データまで保存されます。
三日坊主の男がすでに2週間フィットネス!!
1日目は、サイクルコンピューターなしで、ライドしたので、どれだけ走ったのかさえも分かりませんでしたが、2日目からGARMINをつけたことで、詳細なデータが分かるようになり、また時間も20分以内で終わるということから、モチベーションも維持ができて、あっという間に2週間が経過しました。
雨の日でも、昼から天気が回復すれば夕方にライドし、スペシャライズド熊本の定休日である火曜と水曜日以外は、毎日、来る日も来る日も登り続けました。
イーバイクで。(笑)
毎回、頂上に行ったら妻に証拠として写真付きのメールを送るのですが、写す場所がだんだんなくなり、こんな感じの写真まで。
3月末に熊本もようやく桜が満開となり、いつも人の少ない花岡山も桜が綺麗に咲き、観光客も多い日が続いています。あと数日、桜が残っているかなって感じです。
おまけに桜祭りが熊本城であってたので、この日の夜に家族で桜を見てきました。
熊本地震の復興のシンボルでもある熊本城、少しづつ熊本城も元の姿に戻りつつあります。
2週間の成果
なんとなく勢いで始めた「BSFIT」こと「BE SPECIALIZED × FITNESS」も早いもので、2週間が経過しました。その成果を書いていきたいと思います。
ご褒美
煙草を辞めて早くも2年半が経過し、普段甘いもの食べなかった私もいつしか、甘いチョコレートが大好きになり日々サイクルリングしているとお腹も減るもの。
そこで、最近はスペシャライズド熊本から本社へ帰る時にコンビニによって、お菓子を買って帰るのが楽しみとなり、夕食の後にテーブルに広げて娘たちと食べているのが、このお菓子。
毎日のように運動しているし、少しは良かろうもんと自分へのご褒美として、きのこの山を食べていたら、妻から、カロリー舐めてない?っと痛烈な一言が。
特に舐めてたわけではないけれど、きのこの山って、1箱423kcalあるようで、ええと、1箱で花岡山へのライド3回分の消費したカロリーを食べていたことになります。(汗)
成果
ということで、紆余曲折というより、きのこの山を消費してしまっただけですが、2週間、がっつり乗ってみて、いざ、体重測定をしてみました。
80.5kg → 80.3kg
ほとんど変わり映えしない。しかも、前回は服着用で測り、今回は下着のみ着用で測ったので、もしかしたら、若干太っているかも。。
たぶん、あれのせい。間違いなく、それ、、、きのこの山、、。
そういうわけで、「BE SPECIALIZED × FITNESS」は2週間が経ち、振り出しに戻りました。
冒頭、「どれだけ筋肉を痛みつけれられたか分からない」とか言っていた自分が恥ずかしいです。
とりあえず、「夢と希望が詰まった専務のお腹」とスタッフの天馬くんに言われたので、もうしばらくLEVO SLCOMPでフィットネスに励んでみようと思います。
シーズン1はまだまだ続きます。お楽しみに。