こんにちは。店長の平井です。
当店ではできる限り毎日ブログを更新しておりますが、最近YouTubeチャンネルも開設しました。まだご覧になられていない方はぜひご覧ください。若いスタッフ達ががんばってくれています!さて、先日そのYouTubeでカーボンロード3車種紹介(TARMAC SL7、AETHOS、ROUBAIX)を行いました。
好評いただいておりましたので、今回はブログでSPECIALIZED TARMAC SL7のラインナップ『PRO』『EXPERT』『COMP』の3モデルを比較してみようと思います。
SPECIALIZED TARMAC SL7
まずは今回ご紹介するSPECIALIZED TARMAC SL7についてです。何度も説明しているので、聞き飽きている方もいらっしゃるかもしれませんが、エアロ性能、軽さ、ライドクオリティーを完璧なバランスで発揮し、最高のライド体験を提供できるようデザインされた『すべてを征する1台』です。
フラッグシップモデルのS-WORKSと同じジオメトリーを採用して作られています。違いとしましては使用しているカーボンがS-WORKSはFACT 12rなのに対しSPECIALIZEDモデルはFACT 10rとなっている点です。
一言にカーボンと言っても、完成車で30万円台〜200万円を超すものまで様々あります。FACT 12r、10rにあるように素材とカーボンレイアップが異なることで、重量に差が出てきます。メーカー参照値になりますが、S-WORKSフレームは最軽量だとペイント込みで800g、SPECIALIZEDのフレーム重量は920gとなります。
今回ご紹介する3モデルのフレームは共通してFACT 10rを採用しております。フレームは同じ、ではどこが違うのかご紹介していきますね。
TARMAC SL7 PRO -SRAM Force eTap AXS-
コンポーネント
メインコンポーネントはSRAM Force eTap AXS。ワイヤレスシフトを採用したSRAMのセカンドグレードです。フロント2速(48-35T)リア12速(10-33T)を採用ています。また、クランク式パワーメーターを標準装備してます。
ブレーキはもちろん油圧ディスクブレーキ。ディスクローターは前後とも160mmを採用。
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2021年モデルはフロントシングルでしたが、2022年モデルはダブルになったことで、より高速域でもギアを踏みきる心配が少なくなりました。
コックピット/パーツ
ここが1番のポイント!カーボンハンドル(RAPIDE)、カーボンホイール(ROVAL RAPIDE CL)が標準装備という完成車では中々お目にかかれない仕様。
ワイヤー内装式のハンドルRAPIDE、TARMACステムと組み合わせることで、エアロ効果は最大限に発揮され、見た目もスッキリします。ハンドル上面もテクスチャー加工が施されており、握り心地が秀逸です。
RAPIDE CLも通常ではラインナップされていないモデルで、これだけ欲しいという方もいらっしゃる程優れたホイールです。確かに最上位モデルRAPIDE CLXの出来は異色で、多くのロードレーサー、サイクリストが使用するホイールですが、そのDNAをしっかり引き継ぎつつもコストを抑えたRAPIDE CLは優秀なホイールと言えます。
もっと良いホイールが気になる方はこちらを参考にしてください。最近発表されたばかりですよ👇
![【最速から最強へ】RAPIDE CLX Ⅱ、ALPINIST CLX Ⅱ/CL Ⅱがチューブレス化し、新登場!](https://www.specialized.kumamoto.jp/wp-content/uploads/1-300x169.png)
カラーバリエーション
![](https://www.specialized.kumamoto.jp/wp-content/uploads/058C6DB4-1AC6-4D1B-8AFD-758F25F968D0.jpeg)
![](https://www.specialized.kumamoto.jp/wp-content/uploads/00513090-81C6-42E0-8E7B-4800F7D96101.jpeg)
定価;¥1,111,000(税込)
TARMAC SL7 EXPERT -Shimano ULTEGRA Di2-
コンポーネント
コンポーネントは昨年発表され話題を集めたShimano ULTEGRA Di2(R8100系)。Shimano初のセミワイヤレスシフト搭載です。フロント2速(52-36T)、リア12速(11-30T)の仕様は多くの地形に対応してくれます。
今作からリアディレーラーの種類が1種類になった為、もっと軽いギアが欲しい方はスプロケットとチェーンを交換すれば対応できます。これは何気に嬉しい仕様変更です。
ブレーキはもちろん油圧ディスクブレーキ。Shimano特有のカッチリきく感じは残しつつも、コントロール性が向上した印象です。ディスクローターは前後とも160mm採用です。
ULTEGRAの詳細に関しましては以前ご紹介したブログに記載しておりますので、気になる方はそちらを参照してみてください。
![新型ULTEGRA Di2(Disc用)揃いました](https://www.specialized.kumamoto.jp/wp-content/uploads/C065AE56-EB21-46F3-8D6F-9BD7365B3FB9-300x225.jpeg)
コックピット/パーツ
ハンドルはアルミのExpert Shallowを仕様しており、コストを削減しています。一方ホイールはカーボンホイール(ROVAL C38)を採用。耐久性に優れ、色々な目的に沿った使用のできるホイールです。重量は前後セットで約1,600gとなっています。
※重量はメーカー参照値
もっと良いハンドルをお探しの方はこちらから👇
![カーボンハンドル入荷中](https://www.specialized.kumamoto.jp/wp-content/uploads/6A55F461-818C-4D7E-A4E8-4683DADAF2E4-300x225.jpeg)
カラーバリエーション
![](https://www.specialized.kumamoto.jp/wp-content/uploads/9FB802F6-777A-45C7-9549-F37495DF605D.jpeg)
![](https://www.specialized.kumamoto.jp/wp-content/uploads/FFD1325F-34C8-4E93-A7EC-435181DD030C.jpeg)
![](https://www.specialized.kumamoto.jp/wp-content/uploads/image-20.jpeg)
定価;¥990,000(税込)
TARMAC SL7 COMP -SRAM Rival eTap AXS-
コンポーネント
SRAMのサードグレード、Rival eTap AXS採用。フロント2速(48-35T)、リア12速(10-36T)の仕様は上位2モデルと同じですが、ギアがよりワイドレ仕様になっており、多くのサイクリストにマッチすると思います(※ギア比は1を下回る仕様/ギア比について知りたい方は以前紹介したブログを参照にしてください👇)
![DIVERGE E5 ELITE 在庫してます](https://www.specialized.kumamoto.jp/wp-content/uploads/15559D44-1FD1-4234-AF60-D39850BA630A-300x225.jpeg)
しかも、RIVALには低価格でパワーメータ付きクランクも用意されています。今後のカスタマイズを考えてもコストパフォーマンスに優れています。ブレーキはもちろん油圧ディスクブレーキ。ローター径も上位2モデルと同じく160mm。
コックピット/パーツ
COMPモデルは以前も紹介しましたが、アルミハンドル、アルミホイールを仕様し、コストを抑えたモデルになっております。乗り出してから自分好みにカスタマイズが楽しめますよ。
おすすめカスタムも紹介してますので、気になる方はご覧ください👇
![ロードバイク「COMPモデル」のご紹介](https://www.specialized.kumamoto.jp/wp-content/uploads/8CF4F934-0AC1-4EA4-9281-E21612274785-300x225.jpeg)
カラーバリエーション
![](https://www.specialized.kumamoto.jp/wp-content/uploads/06C56FA9-14F2-43DD-A00B-1A8AF32D5CA5.jpeg)
![](https://www.specialized.kumamoto.jp/wp-content/uploads/4A9DD537-4A14-4015-9866-648048CF8BB7.jpeg)
定価;¥671,000(税込)
まとめ
TARMAC SL7『PRO』『EXPERT』『COMP』それぞれに特徴があって、予算や用途によって購入車種は変わっていくと思います。しかし、フレーム素材は同じなので、例えばカラーリングの好みで選んでも後々、同じようにカスタムしていく事もできます。
何を優先するかは人それぞれなので、自分の好みに合った1台をぜひお探しください。私たちもできる限りお手伝いさせて頂きますので、ご不明な点等はお気軽にスタッフまでお尋ねください。