こんにちは。店長の平井です。
ロードバイクに乗り慣れてくると、欲しくなってくるのがビンディングシューズではないでしょうか。スペシャライズドが誇るシューズはエントリーグレードのTorch 1.0からS-Works Road7、S-Works Aresと言った最上位グレードまでBODY GEOMETRYに基づき設計されています。
そんな中で、多くのプロ選手の足元を支えてきたS-Works Road 7が『S-Works Torch』として新たに登場します。
ビンディングシューズのメリット
まずは新作S-Works Torchも含めて、ビンディングシューズのメリットをお話ししておきます。
ビンディングシューズはクリートと言われる専用パーツを使いビンディングペダルにシューズを固定します。これにより、ペダルから足がずれ落ちたり、踏み込んだパワーをロスする事なく推進力へと変えてくれます。
また、クリート位置を適切にすることでパワーロスの軽減、怪我予防にもつながります。RETÜL Fitではこのクリート位置調整も含めて、ライダーとバイクのセッティングをさせて頂いております。クリート位置だけのフィッティングも行っておりますよ。
フィッティングを行う中で意外とズレていたり、左右で違う方もいらっしゃいます。気になる方は私までお尋ねください。
S-Works Torch
さて、前置きも長くなりましたが、ここからは本命の『S-Works Torch』について解説していきます。
20年を超えるSWシューズの中でBODY GEOMETRYの設計思想にRETÜLのデータサイエンスを組み合わせ開発され、最新の進化系として生まれたS-Works Torch。ルックスはシンプルですが、そのルックスとは裏腹に世界最高峰のテクノロジーが多く盛り込まれたシューズに仕上がっています。
カラーバリエーション
ブラック
ホワイト
定価：￥49,500円（税込）
サイズ展開：36～45（ハーフサイズは38.5～44.5）
ワイドサイス（※ブラックのみ）：39～43（ハーフサイズは40.5～42.5）
S-Works Road 7との変更点
アウトソール
RETÜLテクノロジーで10万回以上スキャンして集めたデータから、さまざまなライダーの足の形状に対応するには、2種類のアウトソールを用意するのが最適であることが判明しました。そこで、今回のS-Works TorchではS-Works Road 7に比べ4mmと7mm広くしたカーボン製アウトソールを開発しました。外周部の余分な素材は削り快適なスペースを確保しながら、たわみも軽減しています。
また、内装されたI-Beamがブレードを追加しなくても剛性と強度を高め、20g軽量化しながら効率性の向上、素早いパワー伝達を実現させています。
ヒールカップ
こちらもRETÜLのデータと多くのライダーからのフィードバックをもとに左右専用設計で開発しています。フィードバックから快適性を向上させるには、アキレス腱を包み込むためにより広いスペースが必要だと分かりました。左右専用設計にすることで、余裕も持ちつつ、ホールド力は損なわないヒールカップに仕上がっています。また、新たなヒールカップは膝のアライメントを最適化する機能を維持したまま快適性が向上しています。
アッパー
S-Works Road 7に比べBOA® ケーブルを前方に設定されています。また、角度も少し変更を加え、母指球の浮き上がりを防ぐ角度に設定されています。これによりS-Works Road 7に採用されていたベルクロストラップが不要になり見た目もシンプルになりました。足の形に合わせ自然な動きを促す素材を採用し、長時間乗っても快適性が持続します。また、データに基づいて補強を配置しており、親指周辺を補強することでペダリングの下死点から上死点までのストロークも最大限活用でき、パワー効率に優れたシューズになっています。
まとめ
すべての面において進化したS-Works Torch。レースされている方はもちろん、サイクリングを好まれてる方にもおすすめのシューズです。店頭に在庫もございますので、試着も可能です。気になる方はぜひ手に取ってお確かめください。
