こんにちは。先日行われたBE SPECIALIZEDにて私も試乗させてもらい、欲しい欲求が続いている店長の平井です。笑

富士ヒルや乗鞍、熊本でも阿蘇パノラマラインヒルクライムなど山岳イベントも少しずつではありますが、開催されてきています。山岳イベントや通常のサイクリングでも苦になるのが、登りです。そんな登りを少しでも楽にする為に、みなさん頑張って“軽量化”されています。
しかし、AETHOSではその心配がいりません。
スタッフ岡崎も愛用しているAETHOS。軽量で楽しいAETHOS
。そんなAETHOS
のフラッグシップモデルS-WORKS AETHOSについて今回はご紹介します。
AETHOSのコンセプト
「もし仮に、過去46年間ライダーのために尽くしてきた経験を活かし、純粋にロードライドを楽しめるバイクを作ったら?」この言葉とともに今まで幾多のレースで勝利を収めるバイクを手がけてきたビルダーたちが、純粋に楽しむことにフォーカスして作り上げられた1台です。
その過程で“勝つこと“、“今までのしきたりや固定概念“を気にする事をやめ、最高のライドクオリティーを追求したことでAETHOSは出来上がりました。その成果はもちろんフレーム重量にも反映されており、S-WORKS AETHOS
フレームセットで驚愕の585g(サイズ:56cm)を実現した超軽量ディスクロードです。S-WORKSの完成車でもUCI規定を下回る重量のバイクです。
レースで使えない?
UCI(国際自転車競技連合)規格では「重量6.8kgを下回ってはいけない」というルールがあります。これは、過度な軽量化は安全性を損なうという観点から適用されているものです。フレーム重量で585gと軽量なAETHOSだと、完成車でもこの重量に届かない可能性大です。
日本でも、全日本選手権やツール・ド・おきなわ などで適用されているルールですが、一般的にサイクリングを楽しんでいる方だと重量制限があるわけではないので、軽くできるのであれば、軽くしたいですよね。また、ヒルクライムイベントでは、重量制限が無いものもありますので、そこに関しては大きなアドバンテージになります。
フレームはUCI規程をクリアしていますので、重量さえクリアしてしまえば使用することも可能です。
S-WORKS AETHOS フレーム
FACT 12r Carbonを採用したフレームはチューブ形状を見直し、従来補強のために追加されていたレイヤーを削減、構造を形作るのに必要最低限のカーボンのみを使用することで軽量化+ライドクオリティーの向上を実現しました。
また、専用パーツが増えている昨今AETHOSでは従来規格を多く採用しています。シートポスト(径27.2mm)やステムはお好みに合わせてカスタマイズが可能です。タイヤ幅も最大32Cまで対応しており、より快適性を求めてタイヤボリュームを大きくすることも可能です。
より軽量にするも良し、より快適性を追求するも良し、もしくはディープホイールを履かせてレース仕様にするも良し、どんな要望にも答えてくれるそれがAETHOSではないでしょうか?
完成車仕様
今回入荷しているのは新型DURA-ACE Di2(R9200系)搭載の注目車種。その仕様を見ていきましょう。
コンポーネント
先述しましたShimano DURA-ACE Di2 (9200系) 。Shimano初のセミワイヤレスシフトとして昨年発表、発売され話題をさらったコンポーネントです。
もう説明は不要かも知れませんが、リア12速、セミワイヤレス仕様(バッテリー・リアディレーラー・フロントディレーラーは有線)レバー形状の変更、ブレーキクリアランスの変更 etc..



もう、気になるところが満載です。私も、メカニックの作業中や試乗車にて触る機会が数回ございましたが、すごく良いです、もう私が欲しいです。
リアスプロケットは11-30T、フロントチェーンリングに52-36Tを採用し、クランクには4iiiiのパワーメータ付きクランクが装備されています。ブレーキローターはフロント160mm、リア140mmが採用されており、バッテリーはシートポスト内に内装されます。



専用の『E-TUBE PROJECT』でシフトボタンの設定やファームウェアのアップデートができ、ご自身に合ったカスタマイズができるのも優れた点です。
ホイール&タイヤ
ホイールはROVALが誇る超軽量ホイールとなるALPINIST CLX。前後で1248gと言う驚きの軽さを誇ります。この重量を誇りながら制限体重109kgと耐久性も兼ね備えております。
タイヤは多くのライダーから好評を得ているS-WORKS Turbo cotton(700×26C)を使用。320TPI採用で軽く、しなやかな乗り味が特徴です。性能もさることながら、サイドスキンのカラーがシンプルなAETHOSのフレームに良くマッチします。
チューブも軽量なTurbo Ultralightを採用し、見えない細部にまでこだわっております。

タイヤの説明で出てきたTPIとはケーシング(繊維)の1cmあたりの量を表しており、TPIが高いと軽くてしなやかな乗り味になり、低いと耐久性に優れています。どちらが良いではなく、用途にあったタイヤを選びましょう。
コックピット
ハンドルにはS-Works Shallow、ステムはS-WORKS SL STEMを採用しています。もちろん、この組み合わせでも十分軽いのですが、ここにALPINIST SL COCKPITをカスタムすることでより軽量に仕上げる事も可能になっています。

また、シートポストは驚くほど軽量なAlpinist Carbon Seatpostを使用。こちらはクランプ径が27.2mmと多くのバイクに採用されている規格なので、お持ちのバイクを軽くしたいと言う方にもおすすめです。単品でも店頭に在庫してますので、気になる方はチェックしてみてください。箱に入ってますが、中身入ってないんじゃないか⁉︎ってほど軽いです。
ラインナップ
Shimano DURA-ACE Di2






定価:¥1,650,000(税込)
サイズ展開:49、52、54、56、58
SRAM Red eTap AXS



定価:¥1,529,000(税込)
サイズ展開:49、52、54、56、58
FRAMSET



定価:¥627,000〜682,000(税込)
※カラーによって金額が違う場合がございます。他にもカラーバリエーションがあります。
サイズ展開:49、52、54、56、58
まとめ
“楽しむ”をコンセプトに作り上げられたAETHOS。しかし、その性能はレースでも遺憾無く発揮されるポテンシャルを秘めています。先述しましたが、楽しむの意味は人それぞれですので、軽くする・快適性を上げる・レース仕様に仕上げるそれぞれが思う楽しさを追求してみてください。AETHOS
ならしっかり答えてくれるはずです。
店頭に入荷しているS-WORKS AETHOSも色々な方に乗ってほしいバイクになっています。実際に持ち上げる事もでき、重量にビックリするはずです。実際に持って確かめてみてください。
今なら比較的在庫があったり、納期予定が出ているモデルが多いので、手に入れるチャンスです!
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